音を鳴らしたい人のための楽器
ネタが思いつかないので、音楽の話をしたいと思います。
感覚的に音楽を奏でることができる楽器というものがあります。korgのカオシレーターなんかがそうですね。僕はこういう楽器が大好きなのですが、凝ったことができないのが玉に瑕です。
そういうわけで、感覚的に音楽を奏でられ、なおかつ少し凝ったこともできる楽器を考えてみたいと思います。ちなみに電子楽器を考えています。
鍵盤の形の楽器を考えます。しかし、ピアノやキーボードのような鍵盤楽器だと音楽未経験者では使いこなせません。それはおそらく、鍵盤が「ドレミファソラシド」と並んでいるからではないでしょうか。
そこで、「ドレミファソラシド」の代わりにこんな順番を作ってみました。
レファラドミソシレファ♯ラド♯ミソ♯シレ♯ファ♯ラ♯ド♯ファソ♯ドレ♯ソラ♯
これは音階を適当に並べたわけではありません。ちゃんと理由があるんです。
次に3つ目から9つ目を見てください。よく見るとト長調のスケールが出てきているのがわかりますね。
このように、この並び方は全ての調のスケールが連続した7音で出せるんです。そしてこれは鍵盤を2つずらすとスケールが5度上がるようになっています。しかし、それだけではありません。
最初の3音「レファラ」はDmのコード、2つ目から4つ目「ファラド」はFのコード、3つ目から5つ目「ラドミ」はAmのコード、とハ長調のダイアトニックコードが出てくることがわかると思います。
最初の6つのコードはハ長調のダイアトニックコード、3番目から8番目のコードはト長調のダイアトニックコード、5番目から10番目のコードはニ長調のダイアトニックコード、とさっきのスケールと同じく2つずらすとスケールが5度上がるんです。
この鍵盤を五度環のように円状に並べれば、音楽未経験者でも感覚的にスケールやダイアトニックコードがわかりますね。あとは25鍵のキーボードのようなオクターブ変更ボタンをつければ完成です。