tapのチラ裏

書きたいこととか作ったものとかいろいろ書いていきます。

リズムは時間と音の写像

今回は今まで全く触れていなかったリズムについて書いていこうと思います。

音には大きさ、高さ、音色の三つの要素があることは最初の方に書きましたが、それは一つの音のときの話です。いくつも音が重なれば協和音になって心地よいハーモニーをつくってくれたり、不協和音になって不安定な感じを演出してくれたりします。そこには「音の高さの比」という新しい要素が入りましたよね。2:3で完全五度、3:4で長三度というやつです。

では同時にいくつもの音を重ねるのではなく、決まったときに音を何回も出すときはどんな要素が現れるでしょうか。それは、音が出る時間と止まる時間です。楽譜でいうと音符と休符ですね。このうち音が出る時刻だけを考えていきます。

「ド」と一つの音を出すのであればいつ音を出し始めてもあまり違いはありませんが、「ドレミドレミソミレドレミレ」といくつも音を出すと、決まった時間に音を出さないとこれが「チューリップ」という曲だと分からなくなります。鳴らし方によっては「春よ、来い」に聞こえたりします。この決まったときに音を鳴らす鳴らし方のことをリズムといいます。

次回はリズムのパターンを数学の組み合わせの考え方を使って考えたいと思います。