tapのチラ裏

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音楽の起承転結

久しぶりの更新になります。

トニック、サブドミナントドミナントという言葉があります。以前「勝手に音階を数で定義しました。」で定義した半音s(s=0でド、s=1でド♯、、、s=11でシ)を使って説明します。

ある曲がk半音を根音とした長調だとします。するとKMと(K+9)mの二つの和音がトニックです。安定した和音と表現されることがあり、これが来ると曲にひと段落つくような効果を与えます。同じように(K+5)Mと(K+2)mはサブドミナントと言い、少し不安定な和音と表現されます。また、(K+7)Mはドミナントと言い、サブドミナントよりもさらに不安定な和音とされます。(K+4)mはトニックとしてもドミナントとしても使われます。どれも(K+a)Mと(K+a-3)mの組み合わせが同じグループですが、それぞれの音を確認すればわかる通りこの二つの和音は2つの音を共有しているんです。似たようなグループになるのも感覚では理解出来ると思います。

この安定や不安定という心的評価を抑えておくと、ドミナントを何小節も続けて聞く人をを揺さぶったりトニックを頻繁に出すことであえて何も主張しない音楽にしたりすることができます。物語の展開を起承転結とするならば、音楽の展開はトニックドミナントサブドミナントの組み合わせということですね。